新しいキーボードをかったぞ 2023

おはようございます、waturaです。最近、新しいキーボードを購入しました。

note エンジニアアドベントカレンダー9日目くらいです。

正確な時期は忘れましたが、1年か2年使った後、キーボードのいくつかのキーが動かなくなり、チャタリングや反応しなくなり使えなくなりました。動かなくなったキーの多くは、組み立て時に失敗した箇所の近くでした。

そして、自作キーボードあきらめた


はんだ付けの技術が足りず、修理や新しいキーボードの作成はリスクが高いと感じ、諦めました。
もともとHHKBは素晴らしいキーボードで、それで十分でした。忙しくて筋トレもできなくなり、胸板が薄くなったため、キーボードで胸を開く必要も少なくなりました。

HHKB Studio が発表された

2015年のクリスマスに購入したHHKBを使っていますが、新しいキーボードが欲しくなりました。HHKB Studioが発表されたとき、正直失望しました。PFUがリコーの一部になってから質が落ちたのではないかと思いました。

エンジニアを魅了する機能が豊富なReal Forceがあるにも関わらず、HHKB Studioは機能が微妙で残念でした。Real Forceは大きすぎて私には合わなかったので、HHKBとReal Forceの良いところを合わせたキーボードがあれば、すぐにでも購入していたでしょう。
HHKBという少なくとも刺激はあるキーボードを見たことで,新しいキーボードへの欲求は高まりました。

候補

いくつかのキーボードを検討しましたが、決め手に欠けていました。

HHKBは完成度が高いキーボードなので、それを超えるか、特徴的なキーボードでなければHHKBに戻るだろうなと思いました。

そして自作キーボードに帰ってきた

特徴的なキーボードと言えば、自作キーボードです。
最近の自作キーボードはトラックボールが付いていたり、変わった形をしていたりします。しかし、自分で作ることは諦めていました。そこで、メルカリで完成品を探しました。

完成品の自作キーボードがいくつか売られており、予算的にも合理的でした。はんだ付けの技術に自信がないため、メルカリで適切な価格のキーボードを購入するのは良い選択でした。そこで、corne cherryを購入し、以前使っていたキーキャップとスイッチに交換しました。

キーマップ

過去に自作キーボードを触っていた頃の私はダメなやつだったようで、必要なキーマップがgitにpushされていませんでした。

最近の設定

以前の自作キーボードのキーマップをGithubにアップしていなかったため、再度設定する必要がありました。以前はQMKを使用していましたが、現在は他にも選択肢があります。

QMK

自作キーボードFirmwareのデファクトスタンダードです。
今も昔も基本はQMKをつかってキーボードの設定を書き換えていくことになります。QMK には QMK ConfiguratorといったGUIで操作できるツールもあります。また、他にも紹介しているツール類もベースはQMKを使っています。

VIA

VIA も QMK Configurator のようにキーボードの設定をGUIでごりごり変えられるサービスになります。QMK に対して,一番のメリットは設定をリアルタイムで変更できるところになります。

 QMKでキーボードの設定を変えるには,Firmwareをコンパイルして、それを焼く必要があります。Viaや後述のVial, Remapを使うとリアルタイムでキーボードの設定を変更できます。

Vial

Vialも基本はVIAと同じです。GUIでキーボードの設定をリアルタイムで変えられます。VIAよりも設定できる項目が多いようです。
VIAとの一番の差は、VIAがクローズドソースであることに対して,Vialはオープンソースであることです。他にも,キーボードの設定がどこに保存されるかなどいろいろ違いはあります。
個人的にはOSSであることもあってVIAよりVialの方がいいじゃん!っておもっています。

Remap

Remap は日本の方がつくっているVIA/VIALと同種のサービスです。 Firmware に関する機能がVIA/Vialより強いです。

  • Firmwareの書き込み

  • Firmwareのビルドとカスタマイズ

VIA/VialはFirmwareで設定されたキーマップを変更することはできます。しかし、Firmware自体のカスタマイズはできません。
たとえば、

  • OLEDのオンオフ

  • NKROのオンオフ

  • 分割キーボードでマスターとなる側

など、Firmwareを書き換えないと出来ない設定がおおくあります。それらを、Remap上である程度変更できるようになっています。

 ほかにも

ワイヤレスキーボードに対応したファームウェアや、TinyGoでFirmware自体も自作している人もいます。
おおくのこういった新しいFirmwareはCorneでは動かなかったりするのであまりみていません。

KMonad

さらに特殊なものとしてKMonadというものも見つけました。

KMonadはソフトウェア的にKeyboardの動作を変えるツールなようです。mac だと Karabiner-elementsが近いツールとなるかと思います。

で、私のキーマップ

今はこのRemapで生成したPDFのような設定になっています。

キースイッチ

前のキーボードで使っていたのは、Kailh Speed Copperでした。タクタイルスイッチで,アクチュエーションポイントが結構早めにあるスイッチです。
経年劣化なのか、HHKBに慣れすぎてしまったのか,タクタイルのひっかかり感とその後のスムーズさとかに満足がいかなかったので別のキースイッチを購入してみました。

いろいろブログとかをみていると Vertex V1 というキースイッチがよさそうだったので、かえてみました。
タクタイルスイッチからリニアスイッチへの変更なので,ひっかかりがなくなったよといった当然だろ!という感想もあります。
ただ、実際に打鍵したときのスムーズさや、打鍵音がかなり気持ちよくなっているので、変えてみてよかったです。
また、別のスイッチも買ってみたのでそれと比べてみて,よかったほうを採用して、二軍になってしまったほうはとりあえず、メルカリかなと考えています。

まとめ

エンジニアとしては、いい環境で開発するのは開発効率を上げていくうえでも、気分を盛り上げていく上でもすごく大切です。なので、数年ぶりにキーボードという一番長くかかわる相棒をバージョンアップしました。PCだけではなく、キーボードやディスプレイというところまで定期的に補助があればいいのになぁとおもいながら,もりもりスペックM1 Macbook Proで記事をかきました。

もし、このcorneがまたダメになったとしても、次もcorneやこれに近しいキーボードにしていくのではないかとおもいます。普通のキーボードも買いたいですが。。。

現在の設定

この記事はCorneで書きました。
Vertex V1 スイッチ
Jinsのメガネケースで傾けてます